亡くなるまで
小池 一夫は、日本の漫画原作者、小説家、脚本家、作詞家、作家。秋田県大仙市出身。男性、身長183cm、血液型はB型。1976年までの筆名は小池 一雄。 大阪芸術大学キャラクター造形学科教授、神奈川工科大学情報学部情報メディア学科教授、大阪エンタテインメントデザイン専門学校教授を歴任した。出版社の小池書院元編集長。
ウィキペディア
2018年7月13日 本人ツイートのように、夏風邪と思って病院によるも、そのまま長期入院となる。
おはようございます。僕は、夏バテ夏風邪でこれから病院です。今日、僕にあうことになっていた皆さま、ご迷惑をおかけします。皆さんも、夏バテ、夏風邪に十分にお気をつけください。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2018年7月13日
おはようございます。昨日、夏バテ夏風邪で病院に行ったのですが、そのまま入院になりました。しばらく、ゆっくりと養生します。仕事関係や生徒の皆さま、ご迷惑をおかけします。よろしくお願いいたします。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2018年7月13日
その半年後、ツイートにて、自身が認知症でアルツハイマーを発症していることを報告する。
僕は、認知症でアルツハイマーと診断されたのであるが、家人は「ただ、あなたを愛しているだけだから。そんなことどうでもいいわ~」とのんびり答えたので、ゆっくり眠れます。おやすみなさい。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年1月18日
3月12日もはや自宅に帰れないという旨のツイート
昨晩、自宅に帰り、本に囲まれた自分の夢を見た。もう、二度と帰ることはないのに、、、。哀しかったけれど、この世に永遠はないので、少しづつ色々なことを諦めながら、少しづつこの世と別れていくんだろうなあ。全ての人が。 pic.twitter.com/PQOCVhIkxk
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年3月12日
3月21日以降ぷっつりとツイートが途切れるも、26日に以下のツイート。
ゥおーい。ただいまー。肺炎になりもう駄目だろうと思っていたのですが、帰ってきましたッ!ご心配おかけしました。また、いつ、死にかかるのか分からないので、これから最期の言葉を呟いていきます。
「誰にも媚びるな、正直に、素直に、正々堂々と生きればいいよ」。— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年3月26日
以降は意識を取り戻し、再度亡くなる前日までツイッターを更新し続け、死去。
- 没日:2019年4月17日
- 享年:82歳
- 死因:肺炎
最期の投稿
ブログ・SNS | 最終投稿日 |
---|---|
2019年4月16日 |
死去の前日のツイートが最後の投稿となった。亡くなる前日までほぼ毎日コンスタントにツイートをし続けたのは、作家として長年活躍してきた故人のなせる技なのか。
内容は、4月11日に亡くなったルパン三世の原作者モンキーパンチとの思い出を語るものだった。
今頃、天国で盛り上がっているだろう。
モンキーパンチさんとは40年前、漫画アクションの初期に『ルパン三世』と『子連れ狼』で人気争いをしたライバルでもあった。一緒に組んで『書記官鳥(セクレタリーバード)』という漫画も作ったなあ。
淋しくなるなあ。— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年4月17日
いいね数が多いツイート
なお、90万近いフォロワーを抱えるほどツイートが人気だった故人だが、その中でも特にいいねが多かったツイートを以下に紹介する。
人からの、ちょっとした悪意に驚くほど傷ついてしまうこともあるけれど、ちょっとした好意が涙が溢れるほど嬉しいときもある。だから、ちょっとした好意は自分が思うよりも、すっごくパワーを持っているので、ばンばン発していけば良い。自分の知らないところで、きっと誰かを幸せにしているから。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年3月27日
ああ、この人とは距離をおくべきだな、別れるべきだな、と思うのは、自分への対応が雑になった時だ。逆に言うと、自分は絶対に人を雑に扱ってはいけないということ。少しでも「人を雑に扱う」とは最低な事だと、いつも心に留めておくのだ。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年2月6日
オタクの精神状態って、正しいといつも思う。なぜなら、好きなモノになるべく触れていたいという当たり前すぎる感情。人がどう言おうと、自分は幸せ。しかし、世の中には、嫌いなモノや人を監視して、文句を言うのが楽しい人もいる。どう考えてもオタクの方が幸せだね。自分の物差しで幸せを計っている
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2017年5月31日
人間は言葉で思考する。だから、年を重ねたアイドルを見て「劣化」とか、精神が弱った人を「メンヘラ」だとか、一線から外れた人を「オワコン」などという言葉が頭に浮かんだら、自分の思考は汚い言葉に毒されている、負けていると思った方がいい。劣化しているのは自分。(小池一夫)
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2017年10月23日
近寄ってはいけない場所がある。それは「自分が惨めになる場所」。そこがどれほど魅力的に思えても、自分が惨めに感じる場所だったら、あなたに疎外感を与えている悪意の人が必ずいる。そんな場所に無理にしがみつくことはない。居るべきところは、自分が否定される場所ではなく、肯定してくれる場所。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2018年11月19日
綺麗ですねと言い続けると、その女性は本当に綺麗になるし、才能があるよと言い続けると、生徒が本当に面白い作品を描いてくるようになる経験を何度もしてきた。「自信を持たせる」+「努力させる」為の言葉。勿論、褒めてばかりではないけれど、自信の無い人を否定しては何も育たない。先ずは肯定から
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年1月4日
近いうちに命を失うことをつらつらと考えるに、まだまだ時間のある皆さんへ。死ぬぐらいなら学校に行くことはない。死ぬぐらいなら会社へ行くことはない。死ぬぐらいなら何者かになろうとしなくてもよい。死ぬぐらいなら何かを我慢することはない。好きなように生きれば良い、死ななければそれでよし。
— 小池一夫 (@koikekazuo) 2019年3月29日